風船

IC59 and IC63, Gamma Cassiopeia region
Creative Commons License photo credit: write_adam

去年、ハヤブサという惑星探査機が宇宙を60億キロ旅をして小惑星「イトカワ」から地球へ帰ってきました。このプロジェクトは相模原にあるJAXAが本部となっており、現在もそこで探査機が持ち帰ったイトカワのサンプルを分析しているそうです。小惑星のサンプルを調べることで宇宙の謎を解明する助けになるかもしれません。地球上にも隕石による宇宙からのサンプルはたくさんありますが、大気圏を通過してくる際の熱によって隕石成分が変性しているために正確なデータが得られず、やはり宇宙に漂っている小惑星などから直接サンプルを採取する必要があるわけですね。

宇宙の謎・・
我々はあまり実感することなく日常を送っていますが、人間はこの「謎の空間」の中に存在するたった一つの星にしがみついて生きていて、例えるならば、謎の大きな風船の中に漂っているチリの上で生活しているバクテリアと同じ状態ともいえるでしょう。では、実際に宇宙空間自体が風船であったならば、その大きさはどのくらいなのでしょうか。

たとえば、太陽の直径は地球の109倍という凄まじい大きさですが・・
おおいぬ座に「VY Canis Majoris」という星があります。この星は現在知られている巨星のなかで一番大きな星として知られています。なんと太陽の2千倍ほどの大きさがあるんですね。この星を一周するのに「光」の速さでも8時間かかるとのことです。もしも歩いて一周しようとすると17万年以上かかるとか・・

こんな大きな星が無数にあっても宇宙が全く窮屈になることはなく、それはもうとてつもなく広いということが実感できます。地球上での人間同士の争いや混乱などの問題がどれだけ小さな領域での出来事なのか実感できるかもしれません。しかし、地球上の我々にとってやはり身の回りのことが最大の関心事でありえるのは、地球の外に脱出する術がないから、ともいえます。もう様々なことに嫌気が差して国外へ、はたまた地球外へ逃げたくてもできないわけです。地表の特定地域にとどまり自分達で問題を解決していかねば生きていけない。もはや運命共同体、そして「地球人」を意識した問題解決策を考えていくことが必要といえるわけですね。

地球上での諸問題については、何をいままで優先にしてきた結果起こっているかを考えてみると、結局は人間特有の「エゴ」が根本にあるような気がしますが、人間がこの物質社会で充実した生活を行おうとする限りは、良かれと思って「善」や「便利」を追求していけば必ず副作用があり、そんな必然的に増幅されていく相対的な不合理を嫌でも背負っていかざるを得ない、ということがいえるでしょう。いろいろ我慢しながら解決策を考え出し、日常生活を続行していくというのが人間ですが、そのなかで堪忍袋という風船の大きさも問題になってくるわけですね・・・ canada goose frauen canada goose frauen

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