歯医者さんコラム 浮腫み(むくみ)を起こしやすい日本人

仰向けになって就寝する場合、舌根部(舌の根元)が咽頭へ落ちこみます。このときに軟口蓋というやわらかい粘膜部分と舌根との隙間が少なかったりすると口での呼吸時に軟口蓋部分が振動し、いびきが発生してしまいます。鼻炎などで鼻呼吸が困難であったり、通常よりも舌が肥大している方にいびきが多くみられるようです。根本的な治療をしていくのであれば、鼻炎への対策も必要と思われますが、舌の肥大についても健康的な大きさにもどす治療を行っていくべきと考えます。肥大した舌には大抵歯型がついていたり、舌の表面に白い苔が多く発生している場合が多いのですが、これは細胞が水分を過剰に溜め込み、いわゆる「むくんだ」状態になっているということがいえます。全身の健康状態が舌の様相に表ます。すなわち、舌にむくみが存在するということは全身的に水分や栄養分の代謝不良、循環不良が起こっているということが分かるのです。もちろん、歯肉も同様な状態になっていますので、歯周病悪化の危険性も増大しています。この状態は血液検査等の数値には直接表れませんが、慢性病へ移行しつつある「半病人状態」であることはいうまでもありません。これを改善していくには日本人に適した飲食生活というものを再認識していくことが重要となります。

例えば、ヨーロッパ人は昔からビールを沢山飲みますが、近代の日本人も年中ビールを多量に摂取するようになりました。ビールはほんの数%のアルコール分、あとは全部水分です。それを何杯も飲むわけです。ビール好きの方には酷なお話となってしまいますが、はたして「日本人」はヨーロッパ人と同じような水分の摂り方をしても平気なのでしょうか。まず、日本とヨーロッパでは気候が異なり、また体質的にも内蔵の機能力に差があります。一年中カラッとした気候のヨーロッパに比べて日本は湿気が多く、日本人は普段から体の水分が過剰ぎみになっています。すなわち日本人は「むくみ」を起こしやすい体質であるにもかかわらずビール消費量が多すぎる、ということがいえます。さらに、お酒好きの方以外でも日常のなかで「喉が渇いているわけではないが、お茶を一日中飲んでいる」という方についても水分摂取の仕方を改めたほうがよいと思われます。

上記の内容にこころ当たりがある場合は、まず「過剰な水分の摂取は控える」ことでゆるやかに半病人のような状態を脱することができます。そして結果的に舌の肥大が収まり、いびきが消失するようになるのです。また、歯科的対処としては速やかに「いびき防止用マウスピース」を製作し、就寝時に装着していただくことで対処することができます。ぜひご相談ください。

最近ではイビキと就寝時無呼吸症候群との関係が重要視されています。この症候群に
よって命を落とす方も少なくないようです。まずはイビキ対策をしておくことが大切
と思われます。

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