医療機関によって診断が異なるのですが
A. 多くの歯科医師の基礎臨床レベルの均一化は大学を卒業するまでとなっているのが現状です。その後のアドバンス的技術、診断技術はそれぞれの医師が多岐にわたる過程に分かれて研鑚、研究に携わることになります。部分的には様々な治療対象(不正歯列、虫歯、歯周病、歯牙欠損等)がありますが、最終的ゴール「思いっきり噛める」は同じになります。しかし歯科医の治療技術だけでなくどのような治療哲学を持っているか、また患者さんのスケジュール、期間時間的都合によっても治療計画の方向性が若干異なってくることがあります。場合によっては治療が長期計画となることもあると思いますが、時間、手間を惜しんでいては「美味しいデミグラスソースができない」と同様に時間がかかる治療にはきちんと時間をかけないと治っていかないことがあります。それぞれ患者さんのゴールまでの道のりはまちまちで、距離に例えるならば5キロの人もいれば100キロの人もいます。「リタイヤ」しないよう頑張らなければなりません。
この場では口腔内の状態を確認できませんので抜歯本数について正確なことを申し上げられないのですが、例えばインプラントや義歯の本数は周囲歯の状態にも左右され、無理に予後不良な歯を残しても十分な機能を発揮せず長期的な噛合安定につながらないと思われる場合は抜歯をすることがあります。
「なぜ抜歯をすることになるのか」を医師から十分説明していただき、説明を理解したうえで治療のゴール地点「長期的に、思い切り噛める歯列になるのはどちらの方法か」ということをご自身で比較検討されてみてください。 airmaxschuh airmaxschuh