骨粗鬆症

骨粗しょう症骨粗しょう症は女性に多く、罹っている方はそれに対応した薬を医師に処方され服用していることが多いです。

エストロゲンなどのホルモン減少によって骨の吸収が増してしまうと造骨が追いつかず、その結果骨がスカスカになってしまいます。これを食い止めるために様々な骨粗しょう症の飲み薬や注射薬がありますが、多くの場合は「ビスホスホネート系」の薬剤が使われることが多いようです。この薬は骨が吸収して減っていくのを抑える薬剤です。

このビスホスホネート系(BP製剤)は抜歯などに際して顎骨壊死を起こすことがあるため、外科的治療が必要な場合、歯科医と患者さん両者を悩ます薬剤のひとつです。インプラント治療や歯周病手術を受けた方がその後高齢になり、BP製剤の投与を受け始めたら骨壊死に至ってしまったというケースも報告されています。これではせっかくインプラントによって患者さんのQOLが向上したとしても、まるで「爆弾」を埋めているようなものです。早急に、危険な合併症を起こしうる治療法が安全な療法へ切り替わっていくことを祈っております。BP製剤を数ヶ月休薬し歯科治療を行ったとしても骨壊死の危険性はゼロではなく、骨粗鬆症の治療、口腔内疾患の治療、どちらも停滞してしまいます。

たとえば最近、「テリパラチド系」という薬が出てきました。これはビスホスホネート系とは発想が逆で、骨の吸収を積極的に即すことで新たな骨細胞を増やす薬剤です。毎週注射をしなければなりませんが、それを数十回行うことで薬剤投与が完了するというものです。費用面、要通院、痛い、というように患者さんの負担は少なくありません。しかし、転倒による易骨折を防ぎ、骨粗しょう症に関わる骨折手術後の再骨折等はかなり抑えられるとのことです。また、BP製剤ではないという部分に歯科医はある意味安堵することでしょう。 canada goose sale canada goose sale

言葉の魔力

生まれてはじめて歯科へ来院するにもかかわらず、門をくぐる前から号泣して恐怖心を露にする幼児をたまに見かけます。どうしてそのようになってしまうのでしょうか。
歯医者さんは怖いとこ?!それは、子供に接する大人たちが知らぬうちに「恐怖心」を潜在的に刷り込んでしまっている場合があるのです。
「もし虫歯になったら歯医者さんでガリガリ削らなくちゃならないんだよ~、すごく痛いよ~!だからちゃんと歯ブラシしなさい」というような方法で日々言い聞かせているうちに、子供にとっての歯科のイメージは「恐ろしい場所」「絶対に行きたくない場所」となってしまい、頭のなかにそのイメージが強く固定されてしまうのです。
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photo by: fabbio

ちょっとシリアスな「アイーン」

あい~ん

「うちの子は日ごろ下顎を前方に突き出す動作が多いのですが、将来的に受け口など歯並びに影響が出ることはないでしょうか。」

これは1歳~2歳の乳幼児の保護者から相談されることが多い質問内容です。実際に幼児の顔貌を観察してみると、何度も「アイーン」を行っていることが多いです。注)アイーンとは志村ケンの有名なギャグ

 そして、口腔内を観察してみると奥歯がまだきちんと萌えておらず、咬合時の接触は前歯のみとなっていることが大半です。下顎を頻繁に前方に突き出す原因の一つとしては、臼歯未萌出の時期に起こる前歯部接触による筋肉ストレスが挙げられます。幼児自身も「あれ、口になにか尖ったものがあって気になるな~、アイーン、カミカミ・・・うーむ」と悶々としているのです。

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震災救護訓練に行ってきました

先日、近所の南大野小学校で行われた災害時救護訓練に参加しました。大規模震災時には医師、歯科医師、薬剤師、柔道整復士、看護士、消防関係者、ボランティアの方々が参集し、受傷された方々の救護活動を行うことになります。去年の震災時には関東地方においても電話不通や停電、電車などの交通インフラが即時麻痺し、自動車の燃料も手に入らない状況に陥りました。このようなことになったとしても徒歩ですぐ駆けつけることができる近所の医療関係者が救護所に集まり医療活動を行うことになっています。
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photo by: SurfaceWarriors

骨からの伝言

歯科を訪れるご高齢の患者様のなかには骨粗鬆症治療中の方も少なくありません。注意しなければならないことは、内科にて処方されている骨粗鬆症薬の種類によっては抜歯などの外科処置を速やかに行うことができない場合があることです。

たとえば「ビスフォスフォネート系」の骨粗鬆症薬を服用している場合、そのまま外科的な処置を行うと当該部位の骨が壊死してしまうという危険性があります。どうしても抜歯を行わなければならない場合は暫時保存療法を行いながら骨粗鬆薬服用の中止を数ヶ月前から行わなければなりません。もちろんすべてがそのような系統の薬剤とは限りませんので、処方をお受けになる医師から薬剤についての注意点等のアドバイスを伺っておくことをお勧めいたします。また、当院においても治療開始前の問診などにより歯科治療を行うにあたって注意が必要と思われる患者さまについては担当医師への確認相談を行いながら治療計画を策定いたします。
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