インプラントについて調べてみると…

Q.先生はじめまして。当方50代です。1本だけ歯がない部分があるのですがインターネットでというものを知りまして、いろいろ検索して調べているのですが沢山種類があるようですので悩んでいます。
客観的なご助言を宜しくお願いいたします。

 

A.助言となりうるか分かりませんが、基本的な部分についてお話しさせてください。現在歯科用インプラントには沢山の種類があり、インプラント体の形状やその表面性状も様々です。骨の状態や手術方法によってはインプラントの形態やパーツの種類から先に決定せざるをえない場合もありますので、必ずしも総合的にベストと思われるインプラント材料を選ぶことができないことがあります。しかし危険というレベルの製品を使用することはまずありません。
人体へ直接植え込む医療材料として安全に使用していくにあたって、基本的重要な要素として術者の技量や衛生管理は言うまでもありませんが、材料側については使用するパーツ(インプラント体など)の品質もきわめて重要であると思います。現在ではどの製品もきわめて高品質と思いますが、例えばメーカーの出荷前検査において全インプラント体をきちんと品質チェックしているのか、または複数本中1本を検査しOKとしているのか等の部分について、どのような管理体制になっているのかなど、も重要な部分であると思います。

Q.ご返事ありがとうございます。
仰るとおり身体に埋めこむものですから慎重になってしまいます。といっても自分のアゴの状態にも左右されてしまうのですね。インプラントのメリットや材質や形、それと手術が
できる歯科の検索に気をとられていましたが、出荷されるインプラントの品質までは考えていませんでした。
もしそれが原因で失敗してしまうならばせっかく腕の良い歯科で手術を受けたとしても意味がありませんね。
しかしそこまで考えてしまうとキリがないですね。まずは何件か歯科へ伺ってみて、自分のアゴに適したインプラントが何になるのか、説明を受けてみようと思います。

A.様々な表面性状のインプラントがあるわけですが、例えばコーティングされているインプラントの場合は埋入時や埋入後にアパタイトが剥がれたり欠けたりしまっては失敗リスクが高くなってしまいますので、できるだけ薄くしっかりとコーティングされている製品を選出することになります。
長期間骨に直接触れ続ける材料ですから可能であればメーカーのチェック体制がより厳重であることも望まれます。
検査体制による品質管理の差についての潜在的リスクを人それぞれどのように感じるかにもよりますが、例えばアメリカにおいて牛の出荷前検査は2003年以前(狂牛病の牛が発見される前)ではおよそ1700頭に1頭の検査であったといわれています。現在ではおよそ80頭に1頭の検査を行うところまできているとのことです。それでも全出荷頭数の1~2%というのは私もびっくりしましたが、仮に、これらを医療材料に置き換えて考えてみると品質の大切さがお分かりになると思います。

Q.お忙しいなかご返事ありがとう御座います。
たしかに狂牛病の牛は食べたくありませんよね。
医療材料はもっと厳しい検査が行われているだろうと盲目的に信じてしまいますがしかし消費者は品物の安全を目で確かめるなんてことはできないわけですから管理体制の大事さがすごくよく分かりました。
私も製造業ですのでちょっと考えさせられます。
ありがとう御座いました。 michael kors handtasche sale michael kors handtasche sale

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