去年、ハヤブサという惑星探査機が宇宙を60億キロ旅をして小惑星「イトカワ」から地球へ帰ってきました。このプロジェクトは相模原にあるJAXAが本部となっており、現在もそこで探査機が持ち帰ったイトカワのサンプルを分析しているそうです。小惑星のサンプルを調べることで宇宙の謎を解明する助けになるかもしれません。地球上にも隕石による宇宙からのサンプルはたくさんありますが、大気圏を通過してくる際の熱によって隕石成分が変性しているために正確なデータが得られず、やはり宇宙に漂っている小惑星などから直接サンプルを採取する必要があるわけですね。
宇宙の謎・・
我々はあまり実感することなく日常を送っていますが、人間はこの「謎の空間」の中に存在するたった一つの星にしがみついて生きていて、例えるならば、謎の大きな風船の中に漂っているチリの上で生活しているバクテリアと同じ状態ともいえるでしょう。では、実際に宇宙空間自体が風船であったならば、その大きさはどのくらいなのでしょうか。